ノンカフェインの「代用コーヒー」とは?効能・作り方を紹介します

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「コーヒーを飲みたいけど、カフェインのとり過ぎが心配…」

と思っている方。

コーヒー以外の原料で作られた「代用コーヒー」は、ノンカフェインでコーヒーの風味を味わえる飲みものです。健康への効果も期待できることから、デカフェのコーヒーよりも代用コーヒーを飲む人もいるほど。

この記事では代用コーヒーについて

  • そもそも代用コーヒーとは
  • 代用コーヒーにまつわるドイツ軍のエピソード
  • 主な代用コーヒー5選

の順に紹介します。

まずは、ざっくりとした概要から代用コーヒーについて知っていきましょう!

代用コーヒーとは「コーヒー風味の飲みもの」

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代用コーヒーは、その名の通りコーヒーに代わる原料で代用したものです。その原料は大麦・どんぐり・たんぽぽなど、さまざまあります。どの原料もノンカフェインなので、カフェインに敏感なかたでも安心して飲めますよ。

また、作り方はコーヒーと同じで焙煎されており、苦味や色はコーヒーそのものです。風味にはそれぞれの原料による個性が出ていますね。

また、原料に含まれている成分には健康によい効果があるものも。

代用コーヒーの魅力は

  • ノンカフェイン
  • コーヒーとは少し違った味わい
  • 健康への効果が期待できる

の3つです。

続いては、代用コーヒーにまつわるドイツ軍のエピソードをみていきましょう。

代用コーヒーにまつわる、ドイツ軍のエピソード

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ドイツにおける食の歴史研究のパイオニアといえるトイテベルクによると、中欧のドイツ語圏では、18 世紀以来 200 年の間代用コーヒーの消費量が「純正な」コーヒーの消費量を上回っていたという。
引用:コーヒーとドイツ帝国 : 国境を越えた飲み物

と書かれている論文もあるように、ドイツは代用コーヒーの歴史を作った国の1つです。

そのはじまりは、戦争でコーヒーの供給がされなくなったことからでした。当時、ドイツ人はコーヒーが好きで、そのため大量の輸入をくり返して外貨が流出していたのです。

戦争中なので、敵国に勝つためにも外貨の流出は避けなくてはなりません。ついにコーヒー禁止令が出され、市民はコーヒーを口にすることはできなくなりました。

とはいえ今までコーヒーを楽しんでいた市民は「なんとしてもコーヒーが飲みたい!」と思ったはず。そこで登場したのがコーヒーを使わずに味を再現した「代用コーヒー」だったのです。

代用コーヒーはコーヒー好きなドイツ人と戦争によって誕生したんですね。次は、代用コーヒーの具体的な種類をみていきます!

コーヒー代わりに飲まれる代用コーヒー5選

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ここからは、おもな代用コーヒーを

  1. たんぽぽコーヒー
  2. 大麦(オルゾーラテ)
  3. チコリー(キクニガナ)
  4. 大豆
  5. 玄米コーヒー

の順に5つ紹介します。

たんぽぽコーヒー

たんぽぽコーヒーとは、たんぽぽの根っこを焙煎して作られる代用コーヒーのことです。ハーブコーヒーとも呼ばれます。

便秘を改善したり、血行をよくしたりする効能があり、ダイエットにも効果があるそうです。

大麦(オルゾー)

麦茶などにも使われる、大麦を原料とした代用コーヒーです。こちらも便秘をよくするなど、コーヒーにはない効能があります。

チコリー(キクニガナ)

ヨーロッパではすでに定番となりつつあるのが、こちらのチコリーコーヒーです。ノンカフェインなのはもちろんのことデトックス効果もあるそうで、味だけでなく効能も期待できます。

大豆

ふだんよく食べる大豆も、こんがり煎ることでコーヒーになります。

大豆イソフラボンやアミノ酸など、大豆に含まれている栄養も取れるのはうれしいですね。

玄米コーヒー

お米もコーヒーとして飲めるんです。玄米コーヒーはその名の通り玄米から作られたコーヒーで、デトックス・便秘・身体の冷えなどに効果があるとされています。

酸味や苦味は少なく、香ばしい香りが特徴です。

まとめると、

  1. たんぽぽコーヒー
  2. 大麦(オルゾーラテ)
  3. チコリー(キクニガナ)
  4. 大豆
  5. 玄米コーヒー

の順に代用コーヒーを紹介しました。

この他にも、

  • どんぐりコーヒー
  • ひまわりコーヒー

などの代用コーヒーがあります。代用コーヒーを飲めばカフェインをとらずに済むのはもちろん、原料に含まれるよい成分を取れるのもうれしいですね!

代用コーヒーでカフェインなしのコーヒータイムを!

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代用コーヒーについて、ざっくりと概要を紹介しました。

そもそも代用コーヒーは、コーヒーに代わる原料で代用して作られたコーヒーで、大麦・どんぐり・たんぽぽなどさまざまな原料があるとお伝えしました。

メリットは以下の3つでしたね。

  • ノンカフェイン
  • コーヒーとは少し違った味わい
  • 健康への効果が期待できる

戦争中のドイツでコーヒーの代わりとして作られたエピソードも紹介しました。目的が違えど、昔はしょうがなく飲んでいたものが今でも残っているのはおもしろいですね。

最後に、主な代用コーヒーとして

  1. たんぽぽコーヒー
  2. 大麦(オルゾーラテ)
  3. チコリー(キクニガナ)
  4. 大豆
  5. 玄米コーヒー

の5つを紹介しました。

代用コーヒーはコーヒー風味の飲みもので、健康への効果も期待できます。最初はふつうのコーヒーと半分くらいの割合で飲みはじめて、だんだん代用コーヒーを増やすのがよさそうです。

代用コーヒーでノンカフェインなコーヒータイムはいかがですか?

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夜など、カフェインを取りたくないときにも気にせず飲めるので、コーヒー好きな方にもおすすめです!