「カフェインってよく聞くけど、なにかよくわかってない…」
と思っているかたは、ぜひこの記事をご一読ください。
この記事ではカフェインについて、
- そもそもカフェインってどんなもの?
- カフェインの効果
- どんなものにどれくらいのカフェインが含まれているのか
- 「カフェインレス」「カフェインフリー」とは?
の順番に紹介します。
カフェインをより深く知ることで、自分の身体にあったカフェインのとりかたを探っていくことができますよ。
まずはこの記事で、カフェインの概要を知っていきましょう!
目次
そもそもカフェインとは?
カフェインとは、化学物質のひとつで
- 眠くならなくする
- トイレが近くなる(利尿作用)
の2つが代表的な効果です。
ただ、その他にも
- 運動の能力をアップさせる
- 体脂肪を燃やす
- カルシウムの放出をうながす
といったさまざまな作用があります。
その効果が続く時間は人それぞれで、『カフェインの科学―コーヒー、茶、チョコレートの薬理作用(2004)』には
カフェインを解毒し排泄するスピードは、一〇倍ほど個人差がある。夕食後のコーヒーか紅茶を飲んだあとさっさと排泄して熟睡する人もいれば、代謝が随分遅く二時三時まで眠れない人もいる。
とあります。
カフェインは医薬品にも使われている
カフェインは医薬品などにも使われているんです。
デカフェのコーヒー・紅茶などを作るときに出てくるカフェインを利用しており、
カフェインは一八二〇年にドイツの科学者ルンゲが単離し、一八九七年に分子構造がわかった。合成もできるけれど、産業ではデカフェ生産の副産物としていくらでも手に入る。
と『カフェインの科学―コーヒー、茶、チョコレートの薬理作用(2004)』にも書かれています。
カフェインの副作用って?
さまざまな効果があり、薬としても使われているカフェインですが、副作用もあるんです。
代表的なものでは
- 不眠の原因になる
- 手が震える
- 胃が荒れる
などがあります。
また、カフェインには利尿作用があり、カラダの水分を外に出してしまうので、肌の水分が足りなくなることも。
カフェインに過敏なかたは、とり過ぎに注意しなければなりませんね。
カフェインをとりすぎると死ぬことも!?
カフェインは一気にとりすぎると中毒になることもあります。
その症状としては、
- 不安感
- 神経過敏
- 不眠症
- 胃腸障害
- 不規則な心拍
- 身震い
- 精神運動性の興奮
参考:『カフェイン大全』
があります。
最悪の場合、死にいたることも…。
よほど摂取量が多くなければ大丈夫でしょうが、あくまで個人差があります。
詳しいことは「カフェインの致死量はどれくらい?実際に計算してみた」をご確認ください!
「カフェイン断ち」をすると禁断症状が
カフェインには、依存性があります。
なので、カフェインをとり続けている人が「カフェイン断ち」をすることで、
●眠気――嗜眠、あくび
●仕事上の支障――集中力の欠如、倦怠感、労働意欲の喪失
●いらいら――満足感、幸福感、自身それぞれの減退
●社交性の低下――親密感やおしゃべりの減少
●流感に似た症候――筋肉の痛みと凝り、一時的な熱っぽさあるいは寒け、吐き気、目のかすみ
引用:『カフェイン大全』
のような症状が出ることもあります。
眠気ざましとして気軽にカフェインをとってしまいがちですが、依存には気をつけたいですね。
カフェインの含有量って?
カフェインのとり過ぎをしないためには、何にどれくらいのカフェインが入っているか知ることが大切です。
例えば、ふだんよく飲むものでいえばコップ1杯あたり
- コーヒー(ドリップ):およそ135mg
- 紅茶:30〜100mg(蒸らしの時間による)
のカフェインが入っています。
この他にも、
- コーラ:18mg
など、清涼飲料水にもカフェインが使われていますね。
詳しくは【徹底調査】カフェイン含有量の多い、飲み物・食べ物ランキングをご一読ください!
ここまでをまとめます
いったんまとめておくと、カフェインには
- 眠くならなくする
- トイレが近くなる(利尿作用)
- 運動の能力をアップさせる
- 体脂肪を燃やす
- カルシウムの放出をうながす
といったさまざまな作用があると最初にお伝えしました。
これらの作用は、薬の成分として使われることもありますが、ときには
- 不眠の原因になる
- 手が震える
- 胃が荒れる
のような副作用も。
とりすぎると中毒になることもあり、依存してしまうと、禁断症状が出ることも紹介しましたね。
また、カフェインが入っている代表的な飲みものとして
- コーヒー(ドリップ):およそ135mg
- 紅茶:30〜100mg(蒸らしの時間による)
- コーラ:18mg
の3つを紹介しました。
そして、以下では、カフェインの入っていない飲みものをお伝えします。
「デカフェ」「カフェインレス」「カフェインフリー」とは
カフェインのとり過ぎを防ぐためにも、
- カフェインをとりのぞいた「デカフェ」
- カフェインの少ない「カフェインレス」
- カフェインがゼロの「カフェインフリー(ノンカフェイン)」
をうまく利用したいものです。
カフェインの量で並べると
デカフェ ≒ カフェインレス ≧ カフェインフリー
ですね。
カフェインフリーには全くカフェインが入っていませんが、デカフェやカフェインレスには入っていることも。
デカフェ・カフェインレスであっても、カフェインの量はものによって違います。
デカフェを取り入れて、カフェインとうまく付き合おう!
カフェインについて、大まかな概要を簡単にお伝えしました。
確かに、カフェインにはメリットもたくさんあります。
しかし、同時にデメリットもあるのが現実です。
デメリットを受けやすい人・受けにくい人には個人差があります。
まずは、カフェインとはどんなものかをざっくりと理解して、だんだんとカフェインの量をコントロールしていきましょう!